トヨタのヴォクシー、ノア、エスクァイアは、販売チャネル違いの兄弟車。顔つきやバッヂなどは異なるものの、基本的には5ナンバーサイズを基本とする(3ナンバーサイズもあり)Mクラスミニバンのシリーズになります。
ライバルは日産セレナ、ホンダ・ステップワゴンの2台ですが、このトヨタ3兄弟の合計販売台数は圧倒的。ライバルは太刀打ちできません。ちなみに、3台を合計せずに単一モデルと考えると、「2017年の上半期」は日産セレナがトップでした。
ヴォクシー、ノア、エスクァイア3兄弟の2017年度(2017年4月〜2018年3月)の合計販売台数は192,681台。自販連の販売ランキングによると、セレナは81,005台、ステップワゴンは53,665台。
なお、ヴォクシーのみでも91,187台で、セレナとステップワゴンを抑えて1位となります。セレナは無資格検査問題で昨年10月、11月に大幅に台数を減らしていますので、同問題がなければもっと接戦だったかも(もちろん分かりませんが)。
ただし、2018年3月は12,467台のヴォクシーを抑え、セレナが15,080台でミニバントップにランクインしています。また、ハイブリッドを加えたステップワゴンも昨年10月以降前年同月比を上回っています。e-POWER効果が期待される4月以降、さらにセレナが台数を伸ばす可能性もありそう。
トヨタ3兄弟を合計されると太刀打ちできないものの、ヴォクシー対セレナ対ステップワゴンという構図での今後の台数の推移に注目です。
(塚田勝弘)