2018年3月6日にプレスデーとして開幕するジュネーブモーターショーで、ポルシェが「911 GT3 RS」を世界初公開します。同社として、911 GT3と911 GT2 RSに続く、公道仕様のGTスポーツカーというわけです。
エンジンは、もちろん水平対向6気筒。911 GT3のエンジンよりも最高出力を15 kW(20 PS)アップさせた最高出力383 kW(520 PS)の4リッター高回転自然吸気エンジンです。しかも、許容回転数は9000 rpmという超ハイレビングエンジンを公道仕様にしているのです。組み合わされるトランスミッションは専用の7速PDK。0-100 km/h加速3.2秒、最高速度312 km/hというスペックを誇ります。タイヤサイズは、フロント265/35R20、リア325/30R21となっています。
レーシングカーさながらの固定タイプの大型リヤスポイラー、カーボン製バケットシートなどスポーツドライビングを意識したディテールも見逃せません。「ヴァイザッハパッケージ」として軽量化アイテムをオプション設定。ボディ各所のカーボンパーツや、オプションのマグネシウムホイールが用意されています。最軽量仕様では1430 kgまで絞り込むことができます。
本格的なサーキット走行もカバー、無償オプションとしてクラブスポーツパッケージ(ロールオーバーバー、手動式の消火器、バッテリー切断スイッチ用アダプター、6点式シートベルト)も用意されています。
なお、発売時期は一年以内と発表されています。
(山本晋也)