秋葉原UDX地下駐車場で開催された痛車イベント『E.M.T.Gぺったん よんかいめ』のレポート第2弾です。
前回、痛車は大きく2流派に分けられると報告しました。ひとつは「キャラ(アニメ・ゲームの登場人物)がメイン派」で、もうひとつは「バイナル(ラインや模様)+キャラのスポーティ派」です。
が、この後者はさらに「ベースがマニアック派」という勢力があるようです(記者が勝手に分類)。
たとえば〝しめじ〟さんはRNN14型パルサーGTI-Rで登場。日産が1990年に登場させたこのモデルは、スバル・インプレッサWRXやランサー・エボリューションらと同じ2Lターボエンジン搭載のフルタイム4WD車です。
ただ、イベント出展車両の割にはステッカーサイズが控えめですね。
「やっぱりそう思います? 今後、派手にしていきたいんですよ。WRC・ワークス参戦車両のようなトリコロールとキャラを組み合わせたいですね」とのこと。
スポーティ痛車の中でもいちジャンルを形成しているレーシング車両系で攻めたいというわけですね。完成を期待してま~す。
続いて紹介するのは「GTI-Rなんてマイナー界のメジャーじゃん」と言わんばかりの大レア車両。JN15型パルサー・セリエVZ-Rです。
記者は車種名こそ知っていましたが、型式は調べるまで知りませんでした。
また現車の3ドアハッチバックのほか、セダンも同じ型式であること、5ドアハッチバックのSUV車〝パルサーS-RV〟にもVZ-Rグレードが存在することなど、いろんなことを初めて知りました。人生、知らないことばかりです。
オーナーの〝マサ〟さんはこの車種にした理由を「VZ-R専用搭載の可変バルタイ&リフト付きSR16VEエンジンが気持ちいいから」ときっぱり。カムが高回転側に切り替わると「体がふわっと浮く感じ」の速さだそうです。
最後に紹介するのは〝朝里〟さん。お乗りの車種はCX4A型・ギャラン フォルティス・スポーツバック。
三菱が好きで、かつ同社のライトニングブルーというボディカラーがお気に入りでの車種選択だといいます。
特徴的なカラーリングはアメリカのラリーショップ『ラリーイノベーションズ』が、北米仕様の同モデル(現地名:ランサー・スポーツバック)をベースにした競技車両に施したものをベースにしたレプリカ版。
ちなみにこのラリーショップは現地の草の根ラリー活動ショップで、知る人ぞ知る存在。マニアック車種にマニアックカラーを重ねて難解にしてくる具合がたまらなくイイ!
ちなみにセダンでなくハッチ付きのスポーツバックにした理由は、後席を倒すと車中泊できるスペースができる広さから。試しに車内を見せてもらうと布団が敷いてあり、確かにこれは眠れますね(キャラの抱きまくらも当然のように装備)。
というわけで痛車界では今、ゲーム・アニメの登場人物を超えるほどキャラ立ちしたマニアックカーにも注目なのでした。
(写真・動画・文/ウナ丼)
【関連リンク】
「嫁」重視と「スポーツ融合」の2大潮流。痛車の「今」を社会見学しました【E.M.T.Gぺったん よんかいめ】
https://clicccar.com/2018/02/19/560536/
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