【新車】日産が「NISMO」に続く新たなスポーティサブブランド「AUTECH」を発表。第1弾は「セレナAUTECH」

2011年の東京モーターショーにおいて発表された「NISMOブランド戦略」により、2013年1月に発表された第1弾の「ジュークNISMO」を皮切りに、マーチからGT-Rまで、続々とニスモ仕様が設定されているのはご存じのとおりです。

2017年11月24日、日産は「NISMO(ニスモ)」に加えて、新たなスポーティサブブランド「AUTECH(オーテック)」を投入すると発表しました。なお、現在のニスモロードカーは、オーテックジャパンに新設された「ニスモロードカー」で企画開発されています。そのオーテックジャパンが「ニスモ」と「オーテック」の両ブランドを展開するのは確かに「アリかも!!」とうなずけます。

では、「NISMO」と「AUTECH」の違いはどうなるのでしょうか。スポーティパフォーマンスというコンセプトは共通。

前者は、日産のモータースポーツ活動をDNAとしてピュアスポーツを志向し、後者は走りの性能を「ニスモ」と共有しつつも、カスタムカーづくりで蓄積してきた職人のこだわりを注入したプレミアムスポーティ志向のブランドを目指すそうです。

今回、新たに投入される「AUTECH」ブランドは、走りのパフォーマンスを追求しながら、より上質で快適なスポーティモデルを志向する日本のニーズに応えるために、プレミアムスポーティブランドとして投入するものだそう。そうなると、本格的なスポーティ志向の「STI」とスポーティさに大人の雰囲気を付加した「STI SPORT」のようなSUBARUが先に展開しているような位置づけになるのかもしれません。

なお、将来的には、オーテックが培ってきた匠の技を活用して内装アイテムの選択肢を増やすことにより、プレミアムスポーティを志向する人のニーズにも応えるとしています。

「AUTECH」は、今回初披露された「セレナAUTECH」を皮切りに、「NISMO」同様、日産のラインナップのもとにブランド展開されていくことになります。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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