一級河川・利根川水系 湯西川に建設されている湯西川ダム、そのダム湖を水陸両用バスで遊覧する【ダックツアー】に参加してきました!
【道の駅 湯西川】
住所:栃木県日光市西川478-1(野岩鉄道【湯西川温泉】駅)
電話:0288-78-1222
駐車:普通車52台・大型車3台・身障者用3台・EV車用急速・普通充電器各1台
定休:無休
お土産店、お食事処、温泉施設、足湯を併設。珍しいサンショウウオの薫製や湯葉などが特産で、日帰り入浴が楽しめることからも観光客が絶えない道の駅です。
道の駅からの発着便もありますが駐車場が狭いため、下記の水の郷から乗ることにしました。
【湯西川・水の郷】
住所:栃木県日光市湯西川473−1
電話:0288-98-0260
駐車:普通車100台・大型5台
定休:水曜(夏季無休)
平家落人伝説が残る湯西川温泉郷の入り口にあり、お土産店やお食事処、温泉施設、足湯、蝶の美術館を併設しています。すぐそばの湯西川には大吊り橋が架かり、遊歩道も整備されているので森林浴しながらお散歩するのも気持ちがいいです。
【湯西川・水の郷】から専用バスに乗り込み、いざ出発!
平日だったこともあり、子どもは一人もいなくて老人会グループと一緒でした。ガイドさんによると、第1便はご老人の男性ばかりだったとか。(これは2便です)
まず湯西川ダムの施設見学。ダックツアーでしか行けない場所にも案内してもらえます。
湯西川ダムは堤高119mの重力式コンクリートダムで、鬼怒川上流ダム群(五十里ダム、川俣ダム、川治ダム、湯西川ダム)の中では最も新しいものです。
ここで、国産第1号の水陸両用バス【LEGEND零ONE】号に乗り換えます。1便は水陸両用バスで行って、帰りはバス。2便は逆、と交互になってます。
いったいどうなっているのか、男性諸氏はやはり車体に興味津々で覗き込んでいました。筆者は見てもサッパリわかりません!
運転席の写真も撮らせていただきました。正面のハンドルがクルマ、右の小さな舵が操船用のようです。
ハンドルスピンナー、シフトノブカバー、至るところにアヒルとカッパが融合したダックツアーのオリジナルキャラクター「ダッパちゃん」がいて仕事愛を感じます。
ガイドさんはさすがプロの話術で飽きさせません。軽快なトークに、車内(船内)は常に笑いが起っていました。余談ですが船長さんとはご夫婦だそうで、その掛け合いはまさに「夫婦漫才」のようでした。
いよいよ〝車両〟から〝船舶〟へチェンジ! ダム湖に入水するときはもの凄い水しぶきが上がります!
揺れがおさまると、あとはもう遊覧船気分。さっきまでタイヤで走っていたのに、不思議な感じです。
写真は赤夕大橋。下から見ると、細さに驚きます。
前方3列ほど座席が空けてあり、ガイドさんは「前の方はそんなに眺めがよくないから」と説明していました。座席は指定されていて、筆者はラッキーなことに4列目(実質、1列目)。
ほとんどの方は水の郷で当日申し込んでいたので、ネット予約した筆者が1番手になったのかも知れません。
さっきまでいたダム管理棟の方へも廻ります。車内は真ん中に通路を開けて左右2席ずつ1列4名になっていて、左右どちらに座っていても眺めが等しく楽しめるように廻ってくれます。バックもできるんですよ!
ダム湖クルーズはおよそ20分、楽しい時間はあっという間です。9時発の第1便がクルーズしたときは波がまったくなくて鏡面のようだったそうで、もし写真を撮るのが目的であれば朝イチがよさそうです。
水から上がる時は、あっけないくらいスムーズでした。途中からタイヤで上ったのでしょうが、とてもゆっくりだったこともあって切り替わったのが音でしか分からなかったです。素晴らしい操縦テクニック。
ダム湖に出入りする場所の崖の上にガードレールが見えました! あの道は通れるのか、そんなことをすぐ考えてしまいます(笑)
国道121号線に出るまで誘導してくれる先導カー。「ダッパちゃん」が可愛い。実は沿道にも「ダッパちゃん」が隠れています。ガイドさんが教えてくれますよ。
さぁ、帰りは窓がない水陸両用バスで水の郷までトンネルをいくつも通ります。すっごく寒いです! 帽子を被っている方は飛ばされないように抑えるか脱いでおきましょう。そして、このために防寒対策をしっかりしておいてください。
水に入るときのしぶきがかかる心配は少ないですが、この風は避けようがありません。
湯西川ダックツアーの運行期間は4月中旬から12月初旬までで、2017年は12月3日(日)までとなります。大人(中学生以上)3,000円、子ども(12歳以下)2,000円、幼児(2歳以下)500円です。※2歳以下の幼児は座席なし、大人の方の膝の上に乗せてください。
【ダックツアー】は湯西川以外にも東京・大阪・諏訪湖・ハウステンボスで運行しています。とても面白かったので全制覇したくなっちゃいました!
(松本しう周己)
【関連リンク】
水陸両用バスで名所を巡る新感覚バスツアー!ダックツアー
http://www.japan-ducktour.com/