「僕には非常に合うディ」の広告換算値はなんと7100万円!

日本に元気を与えてくれたなでしこジャパンの話題のなかで、クルマ好きだったら特に気になるのがアウディA1の贈呈ですよね。監督と代表メンバー全員にアウディA1が3年間無償リース提供され、原宿にあるアウディフォーラムでおこなわれた贈呈セレモニーの様子は盛んにテレビで流されていました。

メディアの調査・分析をおこなうニホンモニターの調査によると、テレビで放送されたアウディ贈呈式関連映像の合計は35分20秒で、広告換算値は5億1000万円とのこと。

そしてあのオヤジギャグ……いや名言、佐々木監督の「僕には非常に合うディ」と、その後の澤選手の「私にも合うディ」による企業名のコメントは合計62回(310秒)もテレビで流され、広告換算値は7100万円にもなるそうです。アウディジャパンにとっては、かなり効率のいいPRになったといえるでしょう。そしてさすがですよ。いい仕事しましたね、佐々木監督。

というわけで、ボクも東京都世田谷区尾山台(アウディジャパンの本社がある場所)を向いてきっちりと声を大きく、ひとこと言っておきたいと思います。

「ボクにもとっても似合うディ!」

……あーあ、言っちゃった。

贅沢は言いません。リース車両はR8でいいですよ。

 

(工藤貴宏)

 

 

 

 

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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