今回の東京モーターショーのマツダブースにおける「大物」は2台のコンセプトカー。その1台が「VISION COUPE(ビジョンクーペ)」だ。
ロングノーズの伸びやかなスタイリングは余計な装飾を排除した「引き算の美学」でデザインされ、プロポーションの艶やかさとともに「余計な装飾」のない「空間の間(ま)」で美しさを求める。デザインを作り上げるのに2年を要したというマツダの渾身の造形で、今回のモーターショーの出展車両の中でも必見の1台と考えて間違いない。
気になるのは、このクルマにロータリーエンジンの搭載が想定されているのか、そうでないのか?ということ。前回のモーターショーで公開された「RX-VISION」はロータリーエンジンの搭載が明言されていただけに、気になるのだ。
関係者の情報を集めたところ、VISION COUPEはロータリーエンジンの搭載は想定していないという。ファンにとっては残念かもしれないが「ロータリーエンジン開発は止まっていない」というから今後に期待したい。
もうひとつ、このVISION COUPEで気になるのは、クーペと名乗っていながらも実は4ドアだということ。
説明員によると「D、Eセグメントのセダンを想定しています。それ以上は申し上げられません」というが、マツダは近年、市販化に結び付かないコンセプトカーは制作していない。つまりVISION COUPEのデザインは、次期アテンザに反映されると考えて間違いないだろう。
(工藤貴宏)