【東京モーターショー2017】フォーミュラEのモーターも展示した電動化に期待のシェフラー

第45回 東京モーターショーが開幕しました。市販目前のプロトタイプから、数年先のモビリティ像を示すコンセプトカー、ショーモデルなどが自動車メーカー各社のブースでは主役といえます。そうした未来のモビリティを支える次世代テクノロジーを、リアルに感じることができるのがサプライヤーが集まる部品展示のコーナーです。

世界的なサプライヤー、シェフラーのブースが示しているのは、まさに世界的トレンドとなっている電動化モビリティの未来でした。

電動化といっても化石燃料で発電しているのではCO2削減効果は知れているという批判もありますが、再生可能エネルギーが拡大している現状を踏まえ、「太陽光や地熱、水力などの再生可能エネルギーだけになったすればCO2排出量は現状の3%と激減できる」というのがシェフラーの分析。

エネルギーミックスが再生可能エネルギー比率を高めているトレンドを考えればモビリティの電動化が進むのは自然な流れといえそうです。

そこで、東京モーターショーでシェフラーがアピールしているのは「48Vハイブリッドシステム」です。ハイブリッドシステムとMTパワートレインを組み合わせることで、ファン・トゥ・ドライブとエミッションをバランスさせることが可能となります。

シェフラーといえば、電動マシンによるモータースポーツ「フォーミュラE」での活躍でも知られていますが、同社のブースにはフォーミュラE用モーターも展示。電動モビリティのスポーツ性をこれほどアピールできるのは、同社の強みといえそうです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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