災害時にも心強い、400万円~450万円台のおすすめ最新車種【2017年版】

これまでクルマは移動手段として重宝されてきましたが、徐々にその活躍の幅が広がっているのをご存知でしょうか?

その牽引役となるのが、いわゆるEVこと電気自動車です。内蔵バッテリーに蓄えた電力でモーターを動かして走るだけでなく、蓄えた電力で家電を動かすことも可能であり、災害時などの非常電源として注目を集めています。

▪️トヨタ・プリウスPHV

ハイブリッドカーの王道といえば「プリウス」ですが、この「プリウスPHV」はひと味違います。最も異なるのは走りで、「プリウスPHV」は速度では135km/hまで、また68.2kmもの距離をモーターだけで走ることが可能です。なお、バッテリーの充電量が足りなくなれば、外部から充電できるほか、ガソリンを入れればエンジンが発電して電力を賄ってくれるので、これまでのクルマと同様の感覚で使うことができます。

さらに、注目は大型ソーラーパネルです。条件にもよりますが、最大で6.1km/日のエネルギーの太陽光発電も可能。災害時のようにガソリンの調達が難しい時でもオーナーの助けとなってくれます。

▪️三菱・アウトランダーPHEV

「プリウスPHV」と同じく、モーターでの駆動をメインとし、エンジンは発電に徹するという方式を採用しているのが「アウトランダーPHEV」です。ただし、こちらはそのスタイルからもわかるようにSUVです。

前後輪それぞれに独立したモーターを搭載することで、四輪の駆動力を精密にコントロールでき、雪道なども乗り越えることが可能です。ちなみに、モーターだけでの航続可能距離は最長で60.8km。また、ガソリン満タン状態では最大10日ぶんの一般家庭電力量を賄うことができるとのこと。

▪️トヨタ・アルファードハイブリッド

実用的かつ快適なミニバンの筆頭といえば「アルファード」です。室内空間の広さはもちろんのこと、ゆったりと足を伸ばせて寛げる2列目シートなど、移動を快適にする装備と機能が満載されています。

さらに注目なのはハイブリッド搭載モデルです。アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)を介せば、バッテリーに蓄えた電力を家電製品に活用することができます。災害時には車中泊を行なうこともありますが、広い室内空間と電源は役立ってくれるに違いありません。車両本体価格は最安グレードの「HYBRID X」で415万5055円。なお、このグレードの場合、アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)はオプションで6万4800円で装着可能です。

ちなみに、「アルファード」の兄弟車である「ヴェルファイア」にも同一の仕様の設定があります。ワイルドな雰囲気がお好きならこちらも検討してみては?

(今 総一郎)