台湾のタイヤメーカー・KENDAタイヤは、東京オートサロンで2017年春に導入する予定のミニバン専用タイヤのKR201を発表しました。
KENDAタイヤというと、従来はKR20Aと呼ばれるハイグリップタイヤがドリフト好きなユーザーに知られています。新開発のハイグリップコンパウンドによって高いコントロール性を実現し、連続したビッグブロックの採用により、高速ターンのグリップ性能を向上させています。さらにサイド剛性の強化でターンコントロールと安定性を向上させているので、ドライバーは思い通りにコントロールすることができます。
今回発表したKR201は車高の高いミニバン専用に開発され、ショルダー部の剛性を高めた設計で、サイドの安定性の強化と軽快なハンドリングを実現しています。さらに3+1の主溝デザインの新トレッドパターンの採用でロードノイズを低減し、ワンランク上の快適さを提供するとともに、ハイドロプレーリングの低減と直進安定性を向上させています。
これまではドリフトなどのスポーツタイヤのイメージが強かったKENDAタイヤですが、このミニバン専用タイヤKR201をラインアップに加えることで、イメージが変わるきっかけになりそうです。
(萩原文博)