新車を購入する場合、自動車メーカーの新車ディーラーへ行き購入するのが一般的でした。しかし、2017年からは新車の見積だけでなく、購入もインターネットで行なうのがより一般的になるようです。
インターネットでの新車販売を展開するのは、コスモ石油マーケティング株式会社。これまでヤフーショッピングと提携して、個人向けカーリースの「コスモスマートビークル」を販売していました。
2017年からは現金一括販売の商品「コスモビークルキャッシュ」、そしてローン販売商品である「コスモビークルローン」の商品販売が開始されます。
この商品の特徴は一定期間の給油が割引されるのをはじめ(諸条件あり)、車検や点検などサービスステーションでのアフターケア、そして付属の値引きクーポンを利用することも可能となっています。
最近は販売店に行くことが高いハードルとなっているようなので、このようにアフターサービスがしっかりとしていれば、ネットで購入できるようになるのはユーザーにとってもメリットが大きいと思われます。当初は人気の高いトヨタプリウスやアクア、日産セレナ、ホンダヴェゼルなど16車種(1月7日現在)にとどまっていますが、今後は国内全メーカーの全車種に拡大する予定とのこと。
これまで、新車販売は各自動車メーカー独自の販売網を維持してきました。しかし新車の販売台数の減少そして店舗数も減少している現在、ITを駆使した販売方法の導入によって新車の販売方法が変わる可能性が高いと思います。
(萩原文博)