スバリストの車を守るメカニック達が全日本チャンピオンを支える【第39回M.C.S.Cラリーハイランドマスターズ2011】

カーNo.1のLACKスバルインプレッサを支えたディーラーメカニック達

全日本ラリー選手権2010年チャンピオンである勝田範彦選手がドライブするGRBインプレッサの整備を担当するのは、皆の愛車を整備しているスバルのディーラーで働くメカニック達。今回のハイランドマスターズでは名古屋スバルから佐郷さん、岐阜スバルから内藤さん、そして京都スバルから藤田さんが参加しました。参加の経緯は、選抜、業務命令、志願など様々。デメカ経験は藤田さんが2007年のラリージャパン以降チャンスを見て参加を継続。佐郷さんは今回が5回目だということです。

岐阜スバルから来た内藤さん「会社命令で初めて来ました」

ところで、ラリーのメカニックと通常のメカニックって何が違うのでしょうか?  初めて参加した内藤さんは「今まで下回りの整備といえばリフトで上げて立って作業をしていましたが、ラリーではジャッキアップして潜り込んで作業しなくてはいけないということに驚きました。こんなに限られた環境で作業をしたのは初めてでした」とのことです。

京都スバルの藤田さん「スバルのラリー活動は全国の皆さんにお伝えしたいです」

佐郷さんも「ラリーメカニックの経験を積むと、今までこういう作業はちゃんとした環境がないとできないと思っていた整備も、その気になればどこででもできる自信がつきました」

名古屋スバルの佐郷さん「選抜試験を突破してこれまで5回参加しています」

キャリアが長い藤田さんは「普通は1台に対してメカニックが1人つくのですが、ラリーの場合は複数のチームを組んで整備します。しかも整備時間は限られているため、チームワークが要求されますね」

それほど普段と違う作業。初参加の内藤さんはともかく、藤田さんや佐郷さんはなぜリピート参加しているのでしょうか? 藤田さんは「私は現在セールスを担当しているのですが、メカニック時代の技術を維持するためにLACKにお願いしてデメカを志願しています。それにLACKの全日本ラリー活動も報告して情報は皆さんに提供しています」

愛車を守るメカニック達が全日本の最前線で活躍しているって、スバリストにとっては嬉しい事ですよね。

(ぬまっち)