見ただけでバイクに乗りたくてたまらなくなってしまうムービーって中々ありません。
でも今回紹介するサウス・トウ・サイアン(South to Sian)を見たら、間違いなくバイクで大地を走りたくなります。楽しそうだし映像きれいだしバイクもライダーもオシャレ。
古いクルマにバイクと山盛りの荷物を積んで旅する様子を見たら、「ああ、オレもこんな旅がしてみてぇ」って思うこと、間違いありません。
映画の内容は簡単。ハリソン・ローチとザイ・ノリスっていうオーストラリアの超有名なサーファーが、最高のサーフィントリップをするため70年代のランドローバー・ディフェンダー(このクルマがまたシブい)にバイク2台とたくさんのボードを積み込んでインドネシアの色々なスポットでサーフィンしたりバイクを走らせ続けるだけ。
正直な話、ストーリーも何もあったもんじゃないんです。だってただ旅してるだけだから。でもだから逆に小難しいこと考えなくていいし、ひたすら素晴らしい映像に没頭できるわけです。
「バイクに乗りたくなる映画って書いたくせにサーファー?」って思うかもしれません。
そう、実はこれ、サーフィンの映画です。バイクは2番目。
でも、バイクって主役じゃない時の方が自然にその楽しさが感じられるんだってMotoBeは思っています。
バイク主役になるどうしてもコテコテになってしまって、バイク好きじゃないと見れないものになってしまうじゃないですか。その点、この映画は誰でも見ることができます。
「えー、バイクの映画?パス」なんて言う彼女にだって、「イケメンがサーフトリップする映画だから」って言えばたぶん、「えー、じゃあ観てみようかなぁ」って言うはずです。
そして観終わった頃には「サーフィンとかバイクってなんか楽しそうだね」って言うに違いありません。この映画にはそれくらいのパンチがあります。