年に一回のビッグイベント、F1日本GPが終わり心にぽっかり穴が開いた状態の方多いのではないでしょうか? そんな時は10月13日(木)発売の「F1速報日本GP号」を読んで思い出にひたりましょう!
■HONDA Strikes Back
マレーシアGPでの大健闘もあり、ホンダとして期待の高かった日本GP。しかし、ハース、トロロッソにもラップタイムが届かず、事前のシミュレーションでは好調を維持できるはずだった鈴鹿で、一体何が起こったのでしょうか?
長谷川総責任者は言葉少なに語ります。
「まったく、予想外の結果です。何が悪かったのか、まだはっきり分かりません。ただトラブルや不具合が出たわけではなく、車体とパワーユニット、総合的なパッケージの力不足ということです。とても戦えるレベルではありませんでした。」
予想以上にグリップが低く、鈴鹿の肝と言うべきターン1~ターン2からS字にかけて連続する中高速コーナーで、パワーがしっかり路面に伝わりません。それを改善するために最高速を犠牲にしてダウンフォースを目一杯つけましたが、区間タイムが伸びず……。
「エンジンパワーとダウンフォースが足りないために、中高速コーナーの脱出で十分にスピードが乗らない。このふたつはF1マシンとして最も重要な要素なんですが、その欠点が鈴鹿ではあからさまに出てしまったということです。」
と言う長谷川氏。しかし、「サーキットの特性からしても残り4戦はここまで難しいサーキットではないと思いますし、とにかくこのままでは終われません。」と気持ちを切り替え、次戦に向けての意気込みも見せています。
日本GPは期待していた分、本当に残念な結果となってしまいましたが、残り4戦は来シーズンに向けて良いステップになるようなレースになるといいですよね。