新型トヨタ・パッソが発売1カ月で目標の3倍超となる約1万6500台を受注

ダイハツ・ブーンのOEMバージョンとなった新型トヨタ・パッソ。

「軽じゃないK」というキャッチコピーは販売店にも目立つ場所に貼られていますが、軽自動車かスモールカーかで迷う層も獲得したいというトヨタの意気込みを感じさせます。

paso1604_07_s

4月12日の発売から、販売店の営業日ベースで約1カ月となる5月18日時点での受注台数は約1万6500台とのことで、5000台という月販目標台数の3倍超となっています。

グレードの内訳は「X」系が約1万150台、上級モデルの「MODA」系が約6350台。

主な好評点は、

・デザイン性(カワイイ・カッコイイ)
・小さいながらも広い室内空間(足元ゆったり)
・衝突回避支援システム(スマートアシストⅡ)搭載
・取り回しの良さ
・圧倒的な低燃費(2WDのJC08モード燃費28.0km/L)

となっていて、ダイハツ、トヨタが狙ったどおりの訴求点が人気の理由となっているようです。

paso1604_29_spaso1604_30paso1604_34_s

軽自動車税の増税や燃費不正問題などの逆風下でも、税金など維持コストの利点が大きい軽自動車は、「1人に1台」という地域にとってファーストチョイスになっています。

その軽自動車に対抗するスモールカーのパッソ/ブーンは、モデルライフを通してどうやって熟成して鮮度を保っていくかが重要になりそうです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる