ベールを脱いだMINI「クーペ」がいきなりのニュル24h参戦!

カモフラージュされていたMINI クーペがベールを脱ぎました。 コンセプトモデルから外観に大きな変更は無く、ほぼそのままの状態をキープしています。目印の「赤ヘル」ルーフがご愛嬌。

細かいところで変わったのは下画像の①~⑤の部分。80㎞/hになるとせり出すリアスポイラー後端部がフィン状①になり、ハイマウント・ストップランプの位置が変更②に。ロッドアンテナがリアフェンダーに追加③され、テールマフラー④とフューエルリッド⑤も通常のタイプに変更されています。

全体として「やんちゃ」且つ「ユーモラス」な雰囲気に仕上がっていますが、何とこのMINIクーペ、ベールを脱ぐなり今回のニュル24h耐久レースに参戦するそうです。(下画像)

MINIファミリーの中で動力性能、運動性能共に秀でており、早速レースの舞台でアピールしようという事のようです。ベース車は最強モデルの「MINI ジョン・クーパー・ワークス・クーペ」。市販モデルが最高出力211psのところを更にチューニングして250psまでパワー・アップ、最大トルクも26.5kgm から33.7kgmに増強。最高速度は市販型の240km/hを上回るようです。

出場クラスは「SP 3T」(2.0L以下のターボ付き市販車改造クラス)で「Audi TT」や「VW Golf GTI」、「スバル インプレッサ WRX」などがライバル。耐久レースは日本時間の25日23時に決勝がスタート、翌26日の23時にゴールを迎える事になります。こちらのレース展開も見物。

市販車に話を戻すと、正式デビューは秋のフランクフルトモーターショーのようで、気になる販売価格は米国では現行ハッチバック+15万円程度となる見込み。それでも176万円と言いますから、BMW MINIもVW同様に日本価格(274万円)に比べれば米国価格は破格値状態・・・

そして、MINI「クーペ」が世界中をあちこち走り回るユーモラスなPVがこちら。

こちらも併せてお読み下さい。 https://clicccar.com/2011/06/09/32196

(Avanti Yasunori )

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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