米国・アリゾナ州に本社がある半導体メーカーのオン・セミコンダクターは、運転者を監視できるグローバルシャッタ技術を搭載した次世代の1.2メガピクセルCMOSイメージセンサ「ARO135」を発表しました。
運転者の監視は、先日大阪・梅田での事故で必要性が痛感されている自動運転技術のひとつです。
新開発のイメージセンサの特長は、カメラ部分にグローバルシャッタセンサを搭載しており、高速で動くシーンを「静止」させ 、パルス光源と効果的に同期を取ることができる点です。
この技術により、イメージセンサで運転中の運転者の目の動きや身振りを感知する機能を実現でき、運転者の急病や居眠りなどを監視することが可能になります。
大阪・梅田での事故では、運転者が急病で正常な運転ができない状態で車が暴走してしまいました。
新開発のイメージセンサで運転者の監視機能を自動運転に付け加えることができ、運転者の急病や居眠りを見つけて、対処することが可能になります。運転者の監視技術の発展に期待が集まります。
(山内 博・画像:オン・セミコンダクター)