メルセデス・ベンツは2015年12月15日に、2人乗りのオープンカー「SLKクラス」の大幅改良モデルとして「SLCクラス」の概要を公開しました。
1989年の「ユーノス・ロードスター」の登場をきっかけにブームとなったライトウェイトスポーツカー。その人気を追うように各社から様々なモデルが送り込まれ、メルセデス・ベンツが1996年に発表したのが「SLKクラス」でした。
2004年には2代目。そして、2011年には現行の3代目へとモデルチェンジを果たし、同モデルには季節や天候に関係なくオープンエアの爽快感を堪能できる「マジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフ」といった新機構が搭載され話題を呼びました。
そんな現行モデルに今回大幅な改良が施されました。
まず名称が「SLK」から「SLC」へと改められました。これはメルセデス・ベンツのセダン「Sクラス」「Eクラス」「Cクラス」を基軸としたブランド改革にもとづいたものであり、ひと足早く、SUV系のラインナップが「GLS」「GLE」「GLC」へと改名されています。
外観ではフロントグリルがダイヤモンドパターンとなったほか、フロントバンパーも滑らかな曲線を描くものへと変更。リヤスタイルもバンパーやテールライトの形状が刷新されています。
インテリアではレイアウトこそ踏襲しながらも、ステアリングやセンターコンソールのデザインを変更して、よりスポーツモデルらしさを際立たせています。
また新たに搭載された、4.1インチスクリーンインフォテイメントシステムも目を引きます。
ラインナップは以下のようになっています(欧州仕様)。
SLC200:直列4気筒ターボ(184ps)
SLC300:直列4気筒ターボ(245ps)
SLC250d:直列4気筒ディーゼルターボ(204ps)
AMG SLC43:V型6気筒ターボ(367ps)
(今 総一郎)