【東京モーターショー15】豊田自動織機は新型プリウスの4WD車に搭載されるリア走行インバーターを出品

新型プリウスはシリーズ初の4WD車が設定される予定になっています。その新型プリウスに搭載する4製品を展示しているのが豊田自動織機のブースです。

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新型プリウスに搭載されるのは電動コンプレッサー、DC-DCコンバーター、四輪駆動用リア走行インバーター、ACインバーターですべて新開発となっています。

カーエアコン用の電動コンプレッサーは、従来品より小型・軽量化を実現しつつ、冷房能力を30%向上、しかも消費電力を8%低減しています。

ハイブリッド車用バッテリーの高電圧を低電圧に変換し、ECUやライトなどに電機を供給するDC-DCコンバーターは、放熱性に優れた厚銅基板を世界で初めて開発し、部品の集積方法を見直すことで、現行プリウスに対して、体積で50%、重量で60%小型軽量化を実現しました。

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そしてモデル初となる4WD車には、ハイブリッド車専用バッテリーの直流電圧を交流に変換し、四輪駆動用のリアモーターに電力を供給するリア走行インバーターを搭載します。

空冷方式を採用することで、冷却用の配水管の取り回しから開放され、車両搭載への自由度が増しています。また、ハイブリッド車用のバッテリーを家庭用交流電圧に変換するのが1500WACインバーターです。これはケースの構造を改良し、冷却ファンや電子備品のレイアウトを見直して30%小型化を実現しました。

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また、2015年6月に発売を開始したランドクルーザープラドに搭載されているGDエンジンや、FCVのミライには、世界No.1のシェアを誇るカーエアコンのコンプレッサー圧縮技術が応用されています。

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さらに、燃料電池技術を普及させるため、燃料電池フォークリフトの開発を手掛けており、水素充填3分で8時間走行可能だそうです。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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