トヨタが人工知能の研究センターを5000万ドルをかけ設立

トヨタが人工知能を利用した自動運転へ大きな一歩を踏み出します。

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クルマやロボットへ人工知能を応用することを目指し、北米において有力な研究所と連携することに合意したことを発表しました。

トヨタが連携するのは、マサチューセッツ工科大学のコンピュータ科学・人工知能研究所とスタンフォード大学のスタンフォード人工知能研究所。

それぞれと連携した研究センターを設立、今後5年間で約5000万米ドルの予算を投じるという一大プロジェクトです。

日本にかぎらず、先進国で進む高齢化社会における安全なパーソナルモビリティ。世界中のタフなシチュエーションでアクシデントを起こさない高い安全性。そうした未来の理想的なクルマ社会が、こうした人工知能の研究から生まれるかもしれません。

また、クルマだけにとどまらず、生活支援ロボットの進化にも大いに役立つことで、社会全体を変えてしまうほどのインパクトも期待されます。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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