昨年の世界販売台数で首位のトヨタ自動車を激しく追い上げたVW。
トヨタの販売台数1,023万台に対して9万台差にまで迫るなど、首位奪取を狙うVWですが、営業利益率で見ると6%台に留まっており、10%を超えるトヨタグループにはまだまだ届きそうにない状況。
その背景には、傘下の「アウディ」や「ポルシェ」などの高収益ブランドに比べて主力のVWブランドの場合、モジュール戦略「MQB」に伴う生産/開発コストがここへ来て重荷になっていることがあるようです。
経済情勢で伸び悩みを見せる中国市場への依存度が高い事や、新車販売が好調な米国におけるシェアが2%程度と、トヨタの15%近いシェアに比べてかなり見劣りする状況。