最新モデルの紹介第2弾は、まずはRX-7から。
こちらは発売中のM-06シャーシですが、78年登場のロータリースポーツ、マツダ・サバンナRX-7が登場です。バッテリーをセンター縦置きとしモーターを車両後端に搭載。駆動輪はもちろん後輪です。 また、リヤのアッパーアームを伸ばして安定性と操縦性を向上。ポリカーボネート製のボディもリアルに再現されています。
ブラックの8本スポークのホイールも印象的なRX-7(M-06)。価格は1万4490円(XBシリーズ:完成車)。
そしてオモシロイのが、ドリフト専用の「TB-03VDSシャーシキット」。
メインフレームは2.5mm厚のカーボン製。前後のギヤボックスはアルミブレースで固定され、センター配置のプロペラシャフトの右にバッテリー、左にモーターなどを搭載して、ドリフトに最適な重量バランスを実現しています。
ドリフトできる理由は滑りやすいタイヤはもちろんなのですが、タイヤの切れ角が左右対称になるパラレルジオメトリー・ステアリングを採用していることです。実際の市販車の場合、内側のタイヤと外側のタイヤの通る半径に差があるため、前輪左右のタイヤの切れ角が異なるアッカーマン角というのがあるのですが、これをなくして左右並行になるようにしているのです。
ドリフトに特化したというわけですね。
駆動効率と低重心を追求したシャフトドライブ4WDのドリフト用TB-03VDSシャーシキットは、5万2290円(タイヤ、ホイール、モーター、ピニオン、RCメカは別売)。
そしてF1用の最新モデルが「F104X1」ですが、ダイレクトドライブの後輪駆動。つまりミッドシップ後輪駆動となっています。しかもアルミ製部品が多用されているほか、カーボン強化ギヤケースなど、まさにフォーミュラーカーらしいパーツで構成されています。
当然4WDの方が速いのでしょうが、ダイレクトドライブの後輪駆動ならではの走りの楽しさがありそうです。価格は2万9190円(タイヤ、ホイール、モーター、ボディは別売り)。
そして究極と呼べるのが「TRF417」です。TRFとはタミヤ・レーシング・ファクトリーの略で、IFMAR世界選手権で過去4度の優勝を遂げているTRFの2012年の優勝を目指して開発されたモデルです。カーボンボディにアルミ削りだしのパーツを多用。角形バッテリー、ブラシレスモーター、コントロールタイヤといったレギュレーションに合わせてコーナーリング重視にしたててあるそうですが、まさにレーシングマシン。ちなみに数量限定ですが実際に買うことができます。
ラジコン界のレーシングカーといえるTRF417。価格は8万6940円(ボディ、モーター、タイヤ、RC装置、バッテリー等は別売)。
続いて復刻となるアタックバギー2011です。80年代に人気を集めた2WDのバギーなのですが、前輪独立サスペンションを採用。密閉型ギヤボックスにはデフを内蔵し、最新のLFバッテリーを使えるようにアップデートされています。懐かしい! という方も大勢いるのではないでしょうか?
復刻となったアタックバギーは7月発売予定で価格は1万5750円。
最後は完成車として発売されるXB(エキスパート・ビルド)シリーズのニューモデル、ホンダCR-Zです。組み立て塗装済みのマシンにバッテリーや充電器もセットとなっており、箱から出して直ぐに走らせられる、最も敷居の低いモデルです。
ですが構造は組み立てタイプのRCモデルと同じになっていますから、豊富なオプションパーツはチューニング可能。もちろんレースへの参加へもOKな車両です。
CR-Zに加えてスーパーGT参戦中のウイダー・ホンダHSV-010やメルセデス・ベンツ ウニモグ406なども登場します。
完成車で送信機やバッテリーなどがセットとなっていて、直ぐに遊べるXBシリーズのCR-Z。
価格は2万3940円です。
(佐藤みきお)