ホンダはアメリカに4つの四輪工場を持っていますが、アメリカでの四輪生産台数が節目となる2000万台に到達しました。アメリカの四輪生産工場第一号がオハイオ州にあるメアリズビル四輪生産工場で、1000万台目となる米国製アコードのラインオフを終えたそうです。アメリカにおけるホンダ車の顔といえる存在はやはりアコードなのですね。
同工場で1982年11月1日に1代目となる米国製アコードが送り出されて以来、オハイオ州イーストリバティ、アラバマ州リンカーン、インディアナ州グリーンズバーグに生産拠点を拡大し、現在ライトトラックを含めて11モデルを生産。
さらに、アメリカ5番目の四輪車生産工場となるパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センターの建設がオハイオ州メアリズビルで進められていて、2015年以降、世界で唯一の次世代「NSX(Acura NSX)」の生産拠点になります。
2013年のホンダの米国内における四輪車生産台数は、それまで最多だった2012年の生産台数をさらに7.4%も上回り、過去最多記録を更新する 130万9917台。
米国における現地生産は、米国内533社ものサプライヤーに支えられていて、ホンダの2013年の部品購入総額は230億USドルを超えたとのこと。
ホンダの米国の好調ぶりはこうして伝わってきますが、新興国でのシェア向上がこれからの同社の課題でしょう。
(塚田勝弘)