昨年9月のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアとなったハッチバックのプジョー308に続き、プジョー308SWのニューモデルも発表されました。フランス本国では今春、日本では秋の導入予定で、ハッチバック同様にダイナミックでスポーティなフォルムが印象的です。
現行型とは異なり、7人乗りの3列シートを設定せず、2列シート5人乗りのステーションワゴンのみとしているのが特徴。確かに、ラゲッジに座る感覚のサードシートは非常席と考えてもかなり狭かっただけに、プジョー5008がある今となっては不要でしょう。
ハッチバックと同様に、PSAの新型プラットフォームである「EMP2」を採用し、現行モデルよりも140kgのダイエットに成功しています。
新型プジョー30SWは先代よりも約330mm長くなり、全長は4580mm、全高は1470mmで、フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアントに近いサイズで、VDA方式で610Lもの大容量は欧州のコンパクトワゴンではトップクラス。
後席はラゲッジからワンタッチでフラットに折りたたむことが可能で、写真からも分かるように長大な奥行きを確保できます。
新型308SWを、プジョーブランドの中でも最高のモデルに位置付けることで、細部にまでクオリティアップが図られており、質感の高さも徹底的に追求されているとのことです。
(塚田勝弘)