スズキの軽トラ「キャリイ」特装車シリーズは完全受注生産!

14年ぶりにフルモデルチェンジ、2013年9月20日から発売されているスズキの軽トラック「キャリイ」をベースとした特装車が登場しました。ラインナップは、「ダンプシリーズ」、「ゲートリフターシリーズ」、「食品シリーズ」、「バイクキャリイカー」で、完全受注生産となっています。

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「ダンプシリーズ」(メーカー希望小売価格:1,017,450~1,329,300円)

荷台の形状により金太郎ダンプ、深底ダンプ(格子型鳥居・パネル型鳥居)、頑丈ダンプ、浅底ダンプ、清掃ダンプという6種を用意しています。いずれも、運転席からスイッチで操作可能な電動油圧式のダンプ機構を採用。4WD・5MT車に高低速2段切替え式パートタイム4WDを採用し、金太郎ダンプ、深底ダンプ、頑丈ダンプには4WD・3AT車がラインナップされています。

「ゲートリフターシリーズ」(同:1,115,100~1,353,450円)

垂直式ゲートリフター、アーム式ゲートリフターの2種からなるシリーズ。リモコンスイッチで操作可能な最大リフト荷重350㎏の昇降リフトを採用、荷台作業灯なども標準装備しています。4WD・5MT車は高低速2段切替え式パートタイム4WDとなっています。

「食品シリーズ」(同:1,151,850~2,125,200円)

保冷車、冷凍車(1ウェイ・2ウェイ)、低温冷凍車、移動販売冷凍車の5種をラインナップするのが食品シリーズ。なかでも、移動販売冷凍車はスズキ独自の設定ということです。パワードアロック、キーレスエントリー、パワーウインドーといった快適装備も標準で備わっています。

「バイクキャリイカー」(同:757,050~836,850円)

オートバイの製造も行なうスズキらしい、二輪車運送に適したシリーズ。駆動方式はFRのみで、5MTと3ATをラインナップします。荷台床板に耐水合板を使用、ロープフック付の専用キャビンガードバーを装備するなどした専用荷台が特徴です。

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https://clicccar.com/2013/08/30/229255/

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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