将来のボルボ・デザインを示す「コンセプトクーペ」

9月10日のプレスデーを皮切りに22日にまで開催されるフランクフルトモーターショー。今回も多くのコンセプトカーが出展する模様ですが、先日日本でも2104年モデルを披露したばかりのボルボから新しいデザインの方向性を示すクーペが出展されます。

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2012年に新型にスイッチしたV40の導入が新しいボルボを感じさせる一歩でしたが、ボルボ「コンセプトクーペ」という、さらにデザインコンシャスなコンセプトカーのクーペを提案することで、プレミアムブランドとしての地位を高めるのが狙いでしょう。

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このボルボ「コンセプトクーペ」は、今後の登場を予告したコンセプトカー3台のうちの1台。

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パワートレーンはプラグインハイブリッドで、スーパーチャージャーとターボで4気筒ドライブE-エンジンを過給し、約405ps/600Nm以上というV8エンジン並みのパワーとトルクを発揮しながら、CO2排出量はわずか50gm/kmという環境性能の高さも自慢。

エクステリアは、T字型のDRLライトと低く構えたボンネットフードや迫力ある5スポークの21インチホイールが印象的ですが、エレガントなグランドツアラーの印象も見る者に与えます。1960年の名車P1800の要素を採り入れながらも未来的なクーペを具現化しているのも見どころ。

インテリアはコンセプトカーらしい未来的な雰囲気ですが、目を惹くのが巨大なタッチスクリーンです。

また、各自動車メーカーが取り組んでいる自動運転に関しても示唆しており、2020年には完全な自動運転を目指すとのこと。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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