日産が新生「テラノ」を154万円以下で復活へ !

2代目を最後に日本から姿を消して久しい日産のSUV、「テラノ(TERRANO)」。

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北米など海外では「パスファインダー」として2012年に4代目となり、プラットフォームはクロスオーバーSUVの「ムラーノ(MURANO)」の物を流用、フレームを廃したモノコック構造となって現在も販売されています。

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その「テラノ」が8月20日、モデルチェンジされて復活、インドで初公開されました。

新型はルノーのSUV「ダスター」をベースに仕立てられており、高級感をプラス。

9月1日から受注開始予定で、チェンナイ郊外の工場で生産、10月に発売となる模様。車両価格は最廉価グレードが100万ルピー(約154万円)未満の設定とか。

ロイターによると、インドの自動車市場は年初から低迷しているものの、SUVの需要が堅調で、日産は低価格なSUVを武器にインド市場進出を図る計画と言います。

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インドの小型SUV市場はここ数年で大きく成長する気配をみせている模様。 

米国や新興国をはじめ、世界的にSUVが人気を博す中、日本でもかつて人気が高かったプレミアムSUV、「ハリアー」のニューモデルが2013年11月13日に復活する予定。 

新型「テラノ」は154万円という低価格帯から推測してインド等の新興国向けモデルの可能性が高そうですが、日産は他にも「パスファインダー」や、「ローグ」などを海外でラインナップしており、いざとなれば日本への導入も可能と予測。 

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今回のインドでの「テラノ」復活を機に、今後日産がどのようにSUVを世界展開して行くのかが注目されます。

■NISSAN MOTOR INDIA
  http://www.nissan.in/en/web/homepage/index.htm

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 (Avanti Yasunori) 

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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