車種専用取付による大画面化は、軽自動車にも及んでいますが、その流れを作ったのがアルパインです。2010年6月に登場した「ビッグXシリーズ」は、車種専用取付という手間とコストを掛けることで、長い間7型だった据え置き型ナビを8型へと大型化。いまや9型大画面もラインナップしています。
今回発売された「新ビッグX EXシリーズ」は、従来の「純正コンソールと一体化した美しい装着」というコンセプトはそのままに、操作キーをはじめとした本体を車種ごとにデザインするという、純正ナビ顔負けの車種専用化を推し進めるもの。さらに、モニターまわりにLEDライティングを車種ごとに配置することで、高級感も演出されています。
いままで、4車種専用モデルで展開されていた「ビッグX EXシリーズ」は、「新ビッグX EXシリーズ」になり、従来のヴェルファイア/アルファードに加えて、プリウス、エスティマ、ステップワゴンスパーダを追加することで、9型大画面専用モデルが12車種まで拡大。8型画面は、セレナとアクア向けの2車種を用意しています。
新機能も追加され、「新ビッグX EXシリーズ」と「X008Vシリーズ」には、スマホ連携機能により「まっぷるマガジン」などをベースにした「おでかけスポット情報」をナビに転送することで簡単に目的地設定が可能になっています。
また、立ち寄りスポットを検索できる「お気に入り周辺検索」も搭載し、よく出かけるチェーン店を最大8つまで登録でき、ガソリンスタンドやコンビニ、ファミリーレストランなど、お気に入りの店やポイントを貯めているチェーンなども容易に検索できます。
さらに、後席用モニター「リアビジョン」を別売専用ケーブルで接続すると、後席のみでDVD再生が行える「リア独立DVD再生」も新たに搭載。前席では音楽を、後席ではDVDビデオを鑑賞することもできるようになったのも朗報です。
■アルパイン「新ビッグX EXシリーズ」
http://www.alpine.co.jp/car-lineup/
(塚田勝弘)