プジョー「208 T16 パイクスピーク」が超クール!詳細スペック公開

プジョーが、セバスチャン・ローブ選手を擁して、チャレンジする2013年のパイクスピーク。そのマシン「208 T16 パイクスピーク」の詳細スペックが公開されました。

208_T161301

ボディサイズは、全長 4500 mm 全幅 2000 mm 全高 1300 mm ホイールベース 2695 mm。エンジンは3.2リッターV6ツインターボで、ミッドシップにマウント。パドルシフトで操作する6速ミッションを介して、四輪を駆動するといいます。

その最高出力は875PS/7800rpm。一方、鋼管フレームとカーボンカウルで作られたボディの重量は875kg。なんと、パワーウエイトレシオは驚異の1:1を実現しているのです。

 208_T161304

90kg-mという、これまた驚異的なトルクを活かして、加速性能は0-100km/hが1.8秒、0-200km/hが4.8秒。ゼロ発進から最高速である240km/hまでにかかる時間もわずか7.0秒という俊足マシンとなっています。

そのため空力性能にも余念はありません。ル・マンなどで活躍したプジョー908譲りという幅2mのリヤウイングや、これまた印象的なフロントスプリッターにより、高速になるほどマシンを安定させ、156個のコーナーからなるパイクスピークのコースを駆け抜けることを目指しているということです。

2010_908

かつてのグループBマシンを思わせる、このパワフルなモンスターマシンを、果たしてセバスチャン・ローブ選手はどのように御するのか。ますます注目、プジョーのパイクスピーク・チャレンジとなっています。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる