1月9日にシャア専用オーリスの市販化に向けたバーチャルカンパニーを、トヨタがジオン公国のジオニック社との合弁で起ち上げるという衝撃の発表で幕を開けた ”ZEONICTOYOTA”(ジオニックトヨタ)。
発表当日に社員登録数が1万人を越えるという大盛況振り。
そのジオニックトヨタに現在登録されている2万4千人以上の社員からアイデアを公募し、530人以上の応募者の中から選抜された6人の社員が「ジオニックトヨタ開発・広告宣伝会議」に緊急招集、その会議が4月17日、池袋のアムラックスホールで実際にコンセプトカーを目の前に置きながら開催されました。
その熱き6人の社員がこの方々。
同社のテストパイロットおよびアドバイザーとしてプロジェクトに参加するジオン軍のシャア・アズナブル少佐から、会議に先立ち激励のビデオメールが送られます。
趣旨説明の中で「企画上のお遊びのものではない」とはっきりと名言された上でスタートしたこの会議は、ジオニックトヨタの社員が本当に商品開発を行うという前代未聞のもの。ちなみにこの会議で出された結果については守秘義務も課せられるという本格的なもので、twitterなどでつぶやくことなど言語道断!発表はジオニックトヨタのサイトでなされるとのこと。
デザインを担当するモデリスタの松本氏から現在の進捗状況の説明を受けたのち、シャア専用オーリスの正式商品名、各部パーツの呼称などの今回の議案が発表されます。
それにしてもデザイン案等は本来、門外不出の代物。これだけでもこの会議の本気度がうかがえます。
また、サンライズからはプロデューサーの堀口滋氏も参加し、熱い議論を交わしていました。
6人の社員を含めた参加者がA班、B班に分かれて内容を競い合うという方式で行われた今回の会議。その会議の白熱振りはかなりのものです。パーツのネーミングについてのブレインストーミングなどは実車を取り囲んで、または乗り込みながら熱い議論を交わします。
堀口プロデューサーは「皆さん、本当に熱心に濃い話しをぶつけてきてくれます」と感激気味。
ブレインストーミングの結論を プレゼンテーションする社員の方々。思いの丈を一心に込めたプレゼンテーションだけに言葉の重さが違います。
ある社員の方は「自分の会社ではこんなに熱心に会議をしたことはない」と暴露する場面もあり、熱さの中にも笑顔の絶えない会議となりました。
プレゼンテーションの内容は守秘義務があるのでモザイクをかけさせていただいております。
白熱した会議もアムラックスホールの施錠時間には勝てません。そんな時間まで、本当に時間を忘れて白熱した議論をかわした社員の方々。その顔には満足感と期待感がたくさん詰まっているかのようでした。
そして最後は「ジーク・ジオン!」の掛け声で閉会。
ジオニックトヨタはホンキでシャア専用オーリスを作っているのだ、という実感を与えてくれたこの会議。市販バージョンはきっと素晴らしいものになるに違いありません。
余談ですが、筆者もジオニックトヨタの社員です。
ジオニックトヨタ http://netz.jp/char-auris/
(文・写真:北森涼介)