世界最速の三輪電気自動車「TORQ LORDSTER」はEVスポーツ車のトレンドになるか?

” Epic electric vehicles ” より、3輪の電気自動車 ” TORQ ” が発表されています。Youtubeの公式チャンネルでは、プロモーション動画が公開中。前2輪後1輪タイプのスタイリッシュなロードスターに仕上がっています。

【走りに必要な部分だけを切り取ったようなレイアウト】
【走りに必要な部分だけを切り取ったようなレイアウト】

電気スポーツカーは、日本でも「グリーン・ロード・モータース」が「トミーカイラZZ EV」を制作するなど、近年話題が集まっている分野です。

” Epic electric vehicles ” は、これまでにもハイブリッドのモーターボートや、EV(電気自動車)タイプのオフロード車などを発表しているメーカー。今回は、純正スポーツのロードスターを3輪EVとして打ち出してきました。

硬派なコックピット
【硬派なコックピット】

 

3輪ならではの特徴が、高いスペックを実現

日本で現在流通している電気自動車のほとんどは、エコであることが機能の中心となっていますが、この ” TORQ ” は、そういった保守的な乗り物とは全くの別物。
ゼロ発進で、60マイルまでの到達には4秒。ガソリン車ではBMW M5で、3.7秒ぐらいですから、もうこれは本格的なスポーツカーと言ってよいのではないでしょうか。

前2輪後1輪という3輪の特徴を活かしたサスペンションの設計により、コーナリング時に発生する横Gを抑えることに成功しています。
PVを見てもわかる通り、後部の1輪が駆動して、ドライバーの位置は後輪に乗るようなポジションとなっており、曲がる時には、前の2輪が傾ぐようにしてバランスをとっています。

決してキワモノではなく、正統派のロードスターとなるかも。
そんな予感がするEVです。

 

日本の国土にマッチするかも

3輪のオートバイ「トライク」に乗ったことがあるある方ならわかると思いますが、3輪って気持ち良いんですよね。
小回りが効くし、単車のように「立ちごけ」が無いので、町中でも取り回しが簡単です。

過去にも「ダイハツ ミゼット」が活躍したように、3輪の乗り物は、細い道の多い日本の道路状況にフィットするかもしれません。

今回の ” TORQ ” は、基本ベース車で $65,000- ということなので……。
まぁ、その、ちょっと私的には今回見送ることになるお値段なのですが、EVスポーツ車の市場が大きくなれば、安価なモデルも各メーカーから発表されることになるでしょう。

峠を電気3輪車で攻める! そんな楽しみが生まれることを期待したいところです。