国土交通省がクルマに乗るユーザーに、省エネルギーへの関心を高めるのと、燃費のいいクルマの開発・普及を促進するため毎年燃費のいいクルマのベスト10を発表しています。
今回の24年度版は、平成24年末現在時点でされている乗用車で、ランキングを見ると「燃費世界一」を謳うアクアが1位。プリウスPHVやアウトランダーPHEVなどのプラグインハイブリッドやEVは除外されているようです。
2位は兄貴分のプリウス。アクアに負けたワケですが、アクアはプリウスのパワートレーンやモーターを小型化するなど苦心の作で生まれただけに、軽いアクアが勝つのは当然かもしれません。ホンダは4位にインサイトがランクインしていますが、あらゆるカテゴリーで燃費世界一を達成するにはトヨタの壁はまだ高いようです。
ハイブリッドが上位を占めていますが、変速機はすべてCVTで、排気量も1.8L以下なのも特徴です。ハイブリッド以外では、パワートレーンやボディを徹底的に軽量化したガソリンエンジン登録車トップのミラージュの健闘ぶりが光ります。
■出展:国土交通省
(塚田勝弘)