マツダ・キャロルもアルトと同じガソリン車最高燃費33.0km/Lを達成

 マツダがスズキから供給を受けている軽自動車「キャロル」と「キャロル エコ」をマイナーチェンジ。ガソリン車ベストとなる33.0km/L(キャロル エコ 2WD)という優れた燃費性能を実現しています。

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もともとマツダ・キャロル/キャロル エコは、スズキ・アルト/アルト エコのOEMですから、今回のマイナーチェンジは先日アルトが実施済のマイナーチェンジと同内容となっています。

たとえば、キャロル エコの場合は、減速エネルギー回生技術「エネチャージ」、ブレーキを踏んで13km/h以下(従来は9km/h)に減速するとエンジンを自動停止する「アイドリングストップシステム」などの採用に加えて、車体の軽量化やパワートレイン全体の高効率化などで燃費性能を大幅に向上させています。

その結果、2WD車ではJC08モードで33.0km/Lと従来比で約10%燃費改善し、新たに設定された4WD車では30.4km/Lを達成。全車がエコカー減税の免税対象となっています。

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キャロルも含めて、全車で2WD車を20kg軽量化、リアバンパー形状の変更による空気抵抗の低減といった改善が施され、またキャロルのCVT車では、CVTの改良により燃費性能を改善しています。こちらの燃費性能は24.0km/Lとなり、エコカー減税の減税率が従来の50%から75%となっています。 

メーカー希望小売価格は、キャロルはGSグレード・2WDのみで5MT、4AT、CVTと好みで変速機が選べるラインナップで、899,850円~960,750円。キャロル エコは全グレードがCVTで2WDと4WDが用意されて910,500円~1,142,000円となっています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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