驚異のアルミ切削技術が日本の自動車産業を支える【スマートエネルギーWeek2013】

自動車用コンプレッサーやエンジン部品製造から創業した「DAISHIN(大槇精機)」は、国内外の次世代自動車開発部品や航空宇宙部品開発に求められる高精度部品を手がける会社です。

今回のイベントでも多くの視線を釘付けにしていたのが、アルミニウム合金「A7N01-T6」と64チタン合金の「Ti6al-4V」で加工されたサンプルの「1/1 Machine Cutting Helmet」などで、2009年の第6回「切削加工ドリームコンテスト」で金賞に輝いた逸品。

YouTubeで同ジャンルでは圧倒的な再生回数を誇っているそうですが、材料時120gのアルミニウムの固まりをメッシュ加工や薄肉加工を施して3.6kgまで削り出した技術サンプルです。

1/1000秒を争う世界最高峰のレースで鍛えられた同社の技術は、エンドユーザーには直接知られることはありませんが、こうした中小企業が日本のモノ作りを支えているのを実感させられます。

■DAISHIN
http://www.disn.co.jp/index.htm

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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