2013年3月5日に開幕するジュネーブモーターショーにて、プジョー・シトロエン両社が新しいハイブリッドカーを世界初公開する模様です。
プジョー・シトロエン(PSA)の「ハイブリッド エアー」は圧縮空気とエンジンという2つのエネルギーソースを持つハイブリッドシステム。将来的には大型車にも対応できるシステムということですが、まずは3気筒エンジンと組み合わせた小型車から採用されることも発表されています。
そして、ジュネーブモーターショーにてデビューする、そのハイブリッドカーが、それぞれ「プジョー2008」、「シトロンC3」をベースにしたバリエーションになることが明らかになりました。
プジョーは、2.0L/100km、すなわち50.0km/Lを目標としているとアナウンスしています。
一方、シトロエンは3.0L/100km以下が目標で、具体的には2.9L/100km(約34.5km/L)、二酸化炭素排出量69g/kmを達成したということを発表しています。
ハイブリッドシステムといえば、内燃機関(化石燃料)とモーター(電気)という印象の強い昨今ですが、内燃機関に圧縮空気で動かす油圧ポンプを組み合わせた、まったく新しいフルハイブリッドシステムがどれだけ市場で評価されていくのでしょうか。とくに価格面で優位性があると言われていますから、ジュネーブモーターショーでの詳細発表が気になるところといえそうです。
(山本晋也)