プリウスと言えば誰もが知ってる日本のエコカーの代表的存在。ハイブリッドを世に知らしめた立役者であり、エコカーブームの現代では今なお高い人気を誇っています。
プリウスは最先端の”エコ”と言うイメージが定着している分、クルマ好きの人たちからは燃費はいいけど・・・と言った意見も多く、エコカーは走りをあきらめなくてはいけないと言った先入観を持つユーザーも多いようです。
しかし走りに一切の妥協を許さないG’sシリーズはハイブリッドカーでも操る喜びを感じる事の出来るチューニングが施され、エコとスポーツを両立させた画期的なモデルと言えます。
プリウス Sツーリング セレクション G’sは他のG’sモデル同様、専用サスペンションや、それを活かす為の剛性アップパーツ等がふんだんに採用され、ヴィッツ RS G’s同様、プリウス SツーリングセレクションG’sにもロッカーフランジ部分にスポット増しが施されています。
特にフロアのセンター部分からリヤタイヤにかけて大きく三角形を描くように配されたフロアセンターブレースはロッカーフランジ部分のスポット増しと併せる事でシャシー全体を引き締める役割を担っています。
プリウスの場合、標準仕様でも燃費向上の為に床下の空力パーツは標準装備されているのでG’s仕様で特に追加されている物はありません。それだけベース車両が空力に力を入れているとも言えます。
エクステリアはフロントバンパーに専用ターンランプとLEDイルミネーションビームが内蔵された専用バンパーとブラック加飾のヘッドランプエクステンションでアグレッシブな印象であり、リヤもフロント同様ディフューザー形状の専用リヤバンパーとブラック加飾のリヤコンビランプエクステンションでリヤビューもスポーティで、ハイブリッドエコカーと言うより、スポーツハッチバックと言った印象が強く表れています。
インテリアは他のG’sモデル同様レッドステッチの入った専用シートやアルミペダルが採用されていますが、目を引くのがカーボン調塗装の施されたセンタークラスター。
ベース車の高輝度シルバー塗装に比べ、グッとスポーティな印象となっている上、カーボン調塗装もリアルカーボンを髣髴とさせる高品位な塗装によりコクピットをよりレーシーな雰囲気にしてくれます。
細かい所ではG’s専用レジスター(エアコン吹出し口)を採用し、一見気が付かない小さい部分ですがダークシルバー塗装のドアハンドルやドアグリップオーナメントと統一されスポーティなインテリアの中にもプレミアム感も演出しています。
プリウス S ツーリング セレクション G’sはその名の通り、プリウス Sツーリングがベースとなっていますが、ヴィッツ RS G’s同様、ベース車に設定の無い装備があります。
それはHIDロービームヘッドランプ。ベースのSツーリングセレクションでは最先端の4灯式プロジェクタータイプのLEDロービームヘッドランプにポップアップ式ヘッドランプクリーナーが装備されますが、G’s仕様では軽量化の為か採用されていません。
他にも軽量化と言う部分ではベース車がオプション扱いになるスペアタイヤレス(パンク修理キット)が標準となり、軽量化に貢献しています。
モータースポーツの世界ではまだまだハロゲンヘッドランプやHIDが主流なので、JAFモータースポーツ国内競技公認登録車両でもあるプリウス(ZVW30型)の中でもプリウスG’sは今後の競技への参戦も視野に入れているのかもしれません。
プリウス Sツーリングセレクション G’sはトヨタがファクトリーチューンを施したドライビングする楽しさを教えてくれる、クルマ好きも納得のエコカーと言えるでしょう。
プリウス S”ツーリングセレクション” G’sは他のG’sモデル同様、アムラックス東京にて好評展示中です。(展示車両:プリウス S”TOURING selection”G’s レッドマイカメタリック オプション装着車)
トヨタ自動車総合ショウルーム オートサロンアムラックス東京:http://www.amlux.jp/index
アムラックスG’s車両展示情報:http://www.amlux.jp/lineup/gs_series.html
プリウスG’s車両情報:http://toyota.jp/prius/gs/
(井元 貴幸)