10/14迄、千葉市の幕張メッセで開催中の「第52回全日本模型ホビーショー」その会場の一番奥が“スケールモデルメーカーの雄”「タミヤ」の定位置です。今回のショーでタミヤの自動車キットで最大の目玉は「レッドブル RB6」です。フェラーリF60(2009)以来の最新F1モデルのリリースとなります。
「レッドブルレーシング ルノーRB6」は2010年にセバスチャン・ベッテルとレッドブル・レーシングが初めてワールドチャンピオンを獲得したF1マシン。特徴的なブロウンディフューザーやFダクト等も再現され、シャークフィン付きのリアカウルを取り外せば、エンジン全体を覆うカバーを始めとした内部構造も再現されます。
実はもっと早期の商品化を予定していたそうですが、オトナの事情で今回のお披露目となったそうです。レーシングカー本物の開発には継続性がありますから、1/20ともなれば色々大っぴらにしたくない所も見えたりと、仕方がないのかもしれませんね。
RCカーには先行発売された86に続いてBRZの市販車がラインナップ。さらに今年からスーパーGTのGT300クラスに参戦しているBRZも追加されました。
この「SUBARU BRZ R&D SPORT」は4輪駆動でレース仕様のTA06シャシーと組み合わされます。
更にRC関連で面白かったのがコチラ。
RCカー用のドライバーズエイドです。急激なステアリング操作に軽いカウンターを当てる事で、スピンを抑えます。
これを装着すると、すぐに速く走れる/上達する…という訳ではありませんが、エントリーユーザーの方はRCカーのスピードと挙動に対応しきれず、クラッシュ連発で、心折れる方も少なくないそうです。何かが壊れれば最低でも数百円、全損だと諭吉様“達”が懐からさよならする遊びですから、初心者のうちはこういうモノの力を借りて上達するのはアリかなと思います。
そして、4輪ではないのですが、是非紹介したいのが’84年式のNSR500(NV0A)です。
前年(’83)にチャンピオンとなったV型3気筒のエンジン開発を諦めたホンダが、V型4気筒エンジンを採用する際、Vバンクの間からエキゾースト上に出し、燃料タンクをエンジンの下に搭載するという独創的レイアウトを採用しました。その数奇な運命はRACERS Vol.8でも取り上げられた伝説のマシンです。今回、実戦投入から28年の時を超えて登場しました。
以前、モデルファクトリーヒロよりレジン素材でモデル化されましたが、こちらはかなりの上級者向け。一般の人にも取扱い易いプラモデル化は初めて。待望のお手ごろ価格でのキット化ですね。
他にも人気再沸騰中のMINI四駆の新作を始め、M1エイブラズム戦車のTUSKII仕様、戦艦ミズーリの湾岸戦争仕様や話題のオスプレイ迄、今回もタミヤの新製品から目が外せませんね!
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(川崎BASE)