見た目はチャリだけど、実は電動バイクで電気代はたった1円 【CEATEC JAPAN 2012】

見た目は明らかにチャリで、荷台になにやら大きな弁当箱のような箱が載っているこちら。小さなブースですが「CEATEC JAPAN」に長崎県から出店した有安オートの自転車型電動バイク(Eサイクル)の「ISOLA」。つまり、電動スクーターですが、現代版モペットという雰囲気が漂っています。

バッテリーを含めた車両重量は25kgですから普通の原チャリよりは軽く、自転車よりは重い中間くらいの重さです

電動アシスト付き自転車から発想を得て作ったそうですが、第一種原動機付自転車なのでヘルメットが必要で、見た目は自転車ですがもちろん歩道は走れません。気になるのが路駐した際に違反切符を切られるかですが、お巡りさんや駐車監視員がバイクと気がつくかどうか。もちろん、放置自転車もマナー違反ですが……。

ハンドルバーにバッテリー残量が分かるインジケーターとメーターが付いています

1回の充電(約6時間)で50km走行可能で、最高速度は50km/h。充電の電気代は10円ほどで、ハンドルにはUSBポートがあり、携帯電話の充電も可能です。さらに、100Wのソーラーパネルシステムもオプション設定しています。

万一、バッテリーが切れた場合でもライトは点灯する仕組みで、もちろん漕いで乗ることもできるそうです。

モーターは前輪にあります。最高出力は1kW

心配なのがむき出し感のあるバッテリーで、雨天時の走行は奨励できないとのこと。バッテリーの盗難が何となく心配ですが、ロックできるので安心。有安さんは試作車で毎日通勤の足として使っていたそうで、マジメに自信作とのこと。価格は15万7500円ですが、まずは販売代理店を探すところからスタートするそうです。(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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