「仮想距離表示機能」で進化するドライブレコーダー

カーナビを中心としたECLIPSEのブランド名で知られる富士通テンは、ドライブレコーダーの分野でも老舗でコンシューマ、業務向けの両方を市販化しています。

 

今回は業務用ですが、「OBVIOUS(アヴィダス)レコーダー」シリーズのニューアイテムとして「G400シリーズ」を11月上旬からリリース。この「G400シリーズ」は、ドライブレコーダーの進化を感じさせる新機能を満載しています。

 

OBVIOUSレコーダー 「G400シリーズ」はオープン価格で、発売時期は11月上旬です

「仮想距離表示機能」は、記録した映像を確認するアプリケーションを使うと車両前方の距離を映像上に表現することが可能な新機能。前走車までのおおよその距離が分かるのでどれくらい車間距離を保持しているのかを把握できます。

 

映像に距離を重ねて車間距離などを表示する「仮想距離表示機能」を業界で初採用しています

安全運転指導や教育へのサポート強化として導入された機能ですが、コンシューマ向けやAR(拡張現実)を使ったドライブシミュレーターなどへの応用も期待できます。さらに、実写カーナビにも採り入れれば前走車との仮想車間距離を表示して、安全運転に役立てるという技術もできそう!(というのは、飛躍しすぎでしょうか!?)

 

記録した映像を地図上から選択できる「マップバルーン機能」も搭載しています。

さらに、バス事業者などから要望の多い複数カメラの接続では最大5台に対応し、スピードの出し過ぎや長時間運転だけでなく、交通事故の多い危険エリアなどでライバーに安全運転を促すなど、安全運転を強化するバス事業者にも最適なモデルといえるでしょう。高速バスなどに乗る際は、ドライブレコーダーの有無をついチェックしたくなるかも。衝突後だけでなく安全面にも貢献する時代がやって来ました。

 

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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