Forza Horizonの「あのクルマ」の隠された秘密とは!?【SRTバイパー】

発売まで残り2ヶ月ちょっととなった「Forza Horizon」。そのマスコットカーとして登場しているクルマの名前は「SRT・バイパー」。

名前の由来の「毒蛇」に相応しい妖艶やかなボディから、8.4L V10 OHV 640馬力/ トルク813.5 N・m (600 lb-ft) の高パワーを叩き出し、道路を貪るように走る姿はまさに「アメリカン・マッスル」。じゃじゃ馬を乗りこなすような楽しみがあるという点では「クルマと格闘する」という表現がピッタリです。腕に自信のある「オールドスクール」なタイプのカークレイジー向きのまさにスーパーマシンがこの「SRTバイパー」なんです。

さて、このバイパーには様々な知られていない秘密があります。さあ、これを知ってより「Forza Horizon」の発売を楽しみにしましょう!

・「ダウンサイジングなんてどこ吹く風!」世界最大のエンジンを搭載したスーパーマッスルカーの心臓部とは?

バイパーに搭載されている8.4L V10 OHVという時代に逆行しているビックエンジン、実はピックアップトラック「ダッジ・ラム」のエンジンがルーツで、自然吸気エンジンでは世界最大級の排気量を持つ市販車です。トラックベースのエンジンといっても侮っちゃいけません、開発にはあのコブラの生みの親であるキャロル・シェルビー(1923〜2012)が携わっていていますし、ル・マンをはじめとしたモータースポーツでも数々の輝かしい戦歴を持っているクルマなんです。

・毒蛇のエロティックなボディの秘密

 「SRTバイパー」のボディ美しいだけでなく最新技術を投入したカーボンファイバーとアルミニウムの複合素材で構成されていて、超軽量&セクシーを見事に両立させています。「ロングノーズ・ショートデッキ」で伸びやかなスタイリングは、前後50:50の理想的な重量配分でスポーツカーとしての資質も抜群なんです。ちなみに初代バイパーは当時画期的なオールアルミボディで、製作が非常に難しく、車両毎に精度に差ということもあったとか。
このSRTバイパーの車両重量は1500kg!パワーだけではなく、軽いフットワークで獲物に忍び寄る様はまさに「毒蛇」のようです。

・実は(量産車として)世界最速のクルマなんです!

これは先代、2代目バイパーの話ですが、2代目に設定されたハイパフォーマンスモデル「SRT-10ACR」という軽量かつハイパワーなモデルでニュルブルクリンク・ノルドシュライフェを駆け抜けた結果・・・

7分12秒13の驚愕タイムを樹立!ビックトルク&FRという組み合わせでこのタイムは驚異的で、未だに量産車としての速度記録を保持しています。

・日本におけるバイパー事情

このSRTバイパー、実は日本では正式輸入は現在されていません・・・!その原因はバイパーの特徴的なサイドマフラーが日本の車検適合にあってないからなのです。初代はクライスラーブランドとして正式輸入されていましたが、2代目以降は上記の理由で数台が並行輸入されているにとどまっているそうです。
残念ながら新型バイパーも同様の「サイド出しマフラー」なので、日本でお目にかかるのは難しいのかもしれませんね。

しかし!僕たちには「Forza」があります!Forza Horizonの発売はまだちょっと先ですが、好評発売中の「Forza Motorsport 4」では新型バイパーが無料配信されているので、そちらで激しくドライブしましょう!きっと「男前」の刺激的な走りを体感出来るはずです。

■Forzamotorsport.net
http://forzamotorsport.net

■SRT バイパー公式サイト
http://www.drivesrt.com/srt-viper/

(栗原 淳)