6月末からアメリカ・ロサンゼルスで開催されたエクストリームスポーツの祭典「X-Games Los Angeles 2012」。
その競技の一つ「ラリークロス」は、専用マシンで巨大ジャンプが設置されている特設サーキットをレースします。今年は新旧のWRCチャンピオン、「セバスチャン・ローブ」と「マーカス・グロンホルム」の対戦が期待されましたが、グロンホルムは練習走行でクラッシュしてケガをしてしまい出場できませんでした。
一方、ローブは特製マシンDS3XLとの絶大なコンビネーションでトラブルなくファイナルレースまで勝ち進みました。
決勝レースは9台同時走行!
ローブはイン側の先頭スタートなので1コーナーの混乱に巻き込まれずスムーズにポールショットを決めました。2位にはX-Gamesではおなじみ、WRCでも人気上昇中のケン・ブロック! 1コーナーを強引に行きボディを小破させていますが、「ここではオレが先輩だ!」と言わんばかりにローブを猛追します。
しかし後半に入ってブロックがドライブするフィエスタの右後輪がパンクし万事休す。しかしなんとか2位でフィニッシュ!
今回も圧勝でしたね。しかしローブはX-Games向きではないのかなと思います。確かに速いのですが、他の選手に比べて明らかにドリフトアングルが少ない。派手さがウリのX-Gamesでは少々浮いてしまっているかもしれませんね。
(栗原 淳)
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