86もグラベル3戦目。
GAZOORacing LUCK86はここ洞爺ではスペアタイヤを2本積みます。 搭載位置は最も後ろに2本重ねてホイールをタイダウンベルトで固定して搭載。
香川選手によると、足回りは随分煮詰まってきた そうです。スペア2本搭載はクルマの動きに影響が出る(リアの挙動が速い)そうですが、以前最初のSS数キロ足らずでパンクした事があり、そこから全く攻められなかった(結果は当然…)という苦い経験を元に、グラベルラリーではスペアは2本搭載にしているそうです。
重心から最も後ろ=遠い位置に搭載して後軸へのトラクションを稼ぐ…効果についてはあまり実感しないようですが、前記の通り挙動変化の速さに顕著な違いがあるので練習はタイヤを2本搭載した状態で実施したそうです。
一方、CUSCO ADVAN 号もスペアを2本搭載の様です。
こちらはタンデム(前後方向)に搭載。取り出しと固定が素早く出来そうです。後軸へ最大荷重を掛けるより、重量配分の適正化を図っているようです。一方、トランクからの取り出しを容易にする為にタイヤの登載位置が高くなるのはデメリットです。
香川選手はLUCK号はグラベルではより積極的にマシンを振り回した方が速いと感じるそうです。この動画でも積極的な姿勢変化(リアの積極的な振り出しとカウンターによる収束)を図っているようです。
一方の三好選手は急激な姿勢変化を起こさず、しかし“するすると”コーナーを脱出していきました。今回、三好選手と撮影後に話をうかがえなかったため、どのようなイメージで車を操作しているのか聞けませんでしたが、今回の洞爺での走行(グラベル・若干乾燥気味路面)には三好選手のセッティングが 向いていたのかもしれません。
SS6 CHERRY 2
SS13 SEA-TANGLE 2
2本の動画から2台の違いとギャラリーステージの雰囲気を楽しんで頂ければ幸いです。
(川崎BASE)