「走れるミニバン」エクシーガtSってどんなクルマ?・エクステリア編【エクシーガ マイナーモデルチェンジ】

エクシーガ tSのエクステリアは、一見ベースモデルとの違いがあまり無い様に見えますが、やはり細かい所で特別仕様の部分が数多く存在します。

数々のエクステリアパーツはtSである事を象徴するものから、空力特性を考慮した機能パーツまで様々です。

ベースモデルに設定の無いtS専用色WRブルー・マイカ

まずそのボディカラーですが、WRCに出場していたインプレッサWRCar(ワールドラリーカー)に採用されていたスバルワークスカラーであるWRブルーは、スバルのスポーツモデルに採用される塗色で、現行型の標準モデルで選択できるのはBRZ、インプレッサWRX STIのみとなっており、レガシィやフォレスター、エクシーガでは特別仕様車のみでしか選択する事は出来ません。

エクシーガで初採用されたtSサイドオーナメント

さらに、tSモデルである証として、フロント、リヤ、サイドにtSオーナメントが装着されますが、サイド部分のオーナメントはこれまでのtSモデルには無かった物です。

tSオーナメントの他にSTIオーナメントがリヤに装着されます。

空力特性面でも効果のあるSTI製フロントアンダースポイラー

またスバル車のオーナーの多くが取り付けるSTIパーツの一つであるSTI製フロントアンダースポイラーは風洞実験を繰り返し行う事で、 ダウンフォースを発生させる最適な形状になっており、ハイスピードでの直進安定性だけでなく、コーナリング特性の向上にも一役買っています。

tS専用装備となる、STI製リヤアンダースポイラー

フロントだけでなく、リヤに装備されるリヤアンダースポイラーフロントアンダースポイラーも整流された空気の流れをリヤでもダウンフォースに活かす為のパーツで、フロントとの相乗効果が高く見た目の統一感もあります。エクシーガ用のSTIパーツとしてのリリースは無く、tS専用品となります。 

B型エクシーガtuned by STI発売後ユーザーからの要望が高かったSTI製18インチホイール

 B型エクシーガ tuned by STIでは17インチが採用されていましたが、今回のtSではユーザーからの要望もあり、18インチ化されました。

ホイールはENKEI製のSTIホイール。鋳造製ですがリム部分にスピニング工法と呼ばれる特殊な製法を用いる事で、鍛造ホイールに匹敵するリム部材強度と高剛性・軽量化を両立したホイールです。サイズは18×7.5J+55 PCD=100。

エクステリアにも随所にこだわりのパーツを装備するエクシーガtS。見た目だけでなく、それぞれのパーツが機能的な役割を果たす物も多く装着されています。

特にリヤアンダースポイラー等は、見た目と機能性を両立するtS専用パーツですので、ベースモデルやB型tuned by STIのオーナーからもアフターパーツとしての発売が期待されるパーツとも言えます。

(井元 貴幸)