2012年4月に、ホンダがハイブリッドカー用ニッケル水素電池からレアアースを抽出する事業をはじめるというニュースがありましたが、続報として抽出したレアアースの再利用を2012年中に開始するという発表がありました。
さらに驚くのは、レアアースの抽出作業時に解体されるバッテリーのあるものを再利用する計画もあるといいます。
それは「電気」。
解体されるニッケル水素バッテリーの残留電圧を取り出し、回生電圧として解体作業などに利用することを検討しているそうです。電力不足を補えるだけのポテンシャルはないにしても、塵も積もれば山となるで、こうした再利用が自動車製造の環境負荷を軽くするのだとしたら、ホンダのチャレンジに期待が高まります。
■使用済みのハイブリッド車用ニッケル水素バッテリーから抽出したレアアースの再利用を2012年中に開始(本田技研工業)
http://www.honda.co.jp/news/2012/c120620d.html
(山本晋也)