レンジローバー史上、最もコンパクトで最も軽量と言われているSUV、イヴォーグの詳細が発表されました。
コンセプトカー「LRX」として登場した歳には2ドアのみでしたが、昨年のパリサロンで発表されたように5ドアが追加され、2タイプの詳細が明らかになっています。そこで気になる諸元を見ていきましょう。
サイズは主流となるであろう5ドアが全長4355×全幅1695×全高1635mm、ホイールベースが2660mm。
2ドアが全長4355×全幅1965×全高1605mmでホイールベース2660mm。
サスペンションは前後ともストラットで、駆動方式はFFとハルデックスの4WD。エンジンは150psと190psの2.2L直4ディーゼル・ターボが用意されていますが、日本に導入されるのはおそらく直4ガソリンの2L直噴ターボの4WDでしょう。こちらは240ps/34.7kgmと十分な性能を発揮しています。
トランスミッションは全車6速ATで、欧州の燃費モードである1L/100kmでは8.7L、1Lあたりでは11.5km/Lと優れた数値をマークしています。
ボディサイズから想定するライバルとしては、日本でも人気のフォルクスワーゲン・ティグアン(Rライン:4430×1865×1690mm、170ps/28.6kgm)やBMW X1(25i:4470×1800×1545、218ps/28.6kgm)あたりでしょうか?
それともレンジローバーならではのクラフトマンシップやプレミアム性を発揮して、アウディQ5(2.0TFSクワトロ:4635×1900×1660mm。211ps/35.7kgm)、BMW X3(28i:4650×1880×1675mm、258ps/31.6kgm)でしょうか?
ティグアン・Rラインは421.0万円、BMW X1 25iは480.0万円。アウディQ5が574.0万円。BMW X3が598.0万円。イヴォーグの北米の価格は4万ドルからと言われていますから、当たらずとも遠からず……かもしれません。
気になる発売時期ですがおそらく欧州では2011年秋、そして日本では東京モーターショーで発表、2012年春に発売ではないでしょうか?
最もコンパクトで最も身近なレンジローバーであるイヴォーグ、2010年の世界販売台数はなんと前年比25%増と非常に好調な同社だけに、戦略的な価格設定を期待しちゃいます!
オフィシャルサイトはこちら>>>http://www.landrover.com/jp/ja/lr/
(佐藤みきお)