フルタイム4WDといえば生活4駆のイメージが強く、オフロード走行には不向きといったイメージが強いと思いますが、海外の動画でフルタイム4WDの登坂性能を比較している物を見つけました。
比較テストに登場するのは、スバル フォレスター、フォード エッジ、シボレー エクイノックス、トヨタ RAV4(日本名:ヴァンガード)、ホンダ CR-V、日産 ローグ(デュアリスをベースとした北米専売モデル)、スバル トライベッカ(輸出専用モデル)の7台。
この7台中、勾配途中手停止し再発進出来たのはフォレスターとトライベッカだけという結果。
2本目は3輪をローラーに載せ、残る1輪のトラクションで進めるかというテスト。
かなり意地悪なテストですが積雪路では良くある話です。こちらは、日産ローグ、ホンダCR-V、フォードエスケープ、トヨタ RAV4(日本名:ヴァンガード)、スバル フォレスターの5台。
こちらもフォレスターだけ成功という結果。
個人的にはどことなく不自然な気もするテスト動画ですが、体験談から言えば確かにスバルのAWD性能は高く、深夜に除雪のされていないスキー場へ向かう際もバンパーを半分埋めたまま突き進むレガシィを目の当たりにしている経験から、走破性の高さは間違えないようです。
また各メーカーともセンターデフの方式やトルク配分なども異なって来る為、あらゆる路面状況においてそれぞれが長所・短所があるので、一概にどれが優れていると言う答えにはならないようです。
ただ、取扱説明書には4WD車は万能車ではありませんと注意書きがある事からも過信は禁物と言う事もお忘れなく。
(井元 貴幸)