レガシィマイナーチェンジで大きく変わった所。その1(エクステリア、インテリア編)

マイナーチェンジしたD型レガシィ、その変更により今までに例を見ないくらいの大幅な進化を遂げています。今回はエクステリア、インテリアの変更点をご紹介。

■グレード展開の見直し

[B4/Touring Wagon]
・新たに直噴ターボエンジン搭載の2.0GT DITを設定し、従来の2.5i S Package、2.5GT、 2.5GT S Package、 2.5GT Eyesight S Packageを廃止。
・事実上、2.0GT DITは2.5GT Spackageに変わるグレードとして登場しました。
※2.0GT DIT Eyesightは2012年9月発売予定。

[OUTBACK]
・従来モデルで特別仕様車として設定されていたOUT BACK 2.5i Eyesight S Package Limtedがカタログモデルとなり、2.5i Eyesight S Packageとしてラインナップ。
・Eyesightの搭載されない2.5i S Package Limtedは設定されません。

■フェイスリフト

[B4/Touring Wagon]
・従来モデルではS Packageと標準モデルでバンパー形状が差別化されていましたが、今回のマイナーチェンジより全て同一形状のバンパーとなります。
・GT DITやSpackageといったスポーツグレードにはブラックべゼルのヘッドランプ、ダーククロームのフロントグリルや、フォグランプのメッキリングなどで差別化を図っていますが、基本形状は同一です。
・ヘッドランプ、バンパー、フロントグリルの形状を刷新し、従来モデルより精悍なフロントマスクとなりました。
・ヘッドランプにはBRZに通じるコの字型のモチーフが加えられましたが、BRZのように点灯しないのが残念です。
・フロントグリルは新型インプレッサのデザインを踏襲し、レガシィ用にアレンジ。これが新しいスバルの顔となるようです。

■インテリアの刷新

・センターパネル、フロントコンソール、ステアリングスイッチパネルをシルバー調からダークメタリック調に変更し、スポーティさと上質さを実現しました。
・残念ながらソフトパッドの採用までは相成りませんでしたが、マッキントッシュ仕様車以外でも黒系のパネルとなり、シックな内装は色変更だけとは思えないくらい高級感が増しました。

[カラー液晶マルチインフォメーションディスプレイ]
・平均燃費ゲージやSIドライブモード、Eyesight作動状況などが一目でわかるディスプレイをメーターパネル内に装備。
・あらゆる動作状況の表示だけでなく、ウエルカムメッセージ表示等の演出もされており、メーター指針のスイープ機能と相まって、エンジンを掛けた瞬間に気持ちが高ぶります。
・またメーターデザインも変更され、液晶内部に平均燃費ゲージを表示する事により、水温計が復活しました。

[電動パーキングブレーキスイッチをセンターコンソールに設置]
・操作性向上と、緊急時には助手席からの操作も可能としたセンターコンソールへ設置。従来モデルでは運転席左側に設置されていたスイッチをセンターコンソールに設置することで、サイドブレーキの操作は左手で行う、殆どの国産車と同じ動線となりました。

[SIドライブステアリングスイッチ]
・従来のセンターコンソールから手元で操作できるステアリングスイッチへ変更。
・従来モデルではダイヤル式で、切り替え時に片手運転となってしまう状況がありましたが、今回からはステアリングから手を離す事無くモード切替が出来るようになりました。

ボディカラーに新色追加
[全車設定色]
・旧グラファイトグレーメタリック→新ダークグレーメタリック
・旧ギャラクシーブルーシリカ→新ディープシーブルーパール

2.5i・2.5i L Packageを除く全車設定]
・旧カメリアレッドパール→新ヴェネチアンレッドパール

S Packageを除くOUT BACK専用色]
・旧サンライトゴールドオパール→新バーニッシュブロンズメタリック
・基本的には同系色の変更のみですが、青系はよりダークに、赤系は明るめの色にそれぞれ変更になり、イメージチェンジを果たしました。

今回はビッグマイナーチェンジに該当する年改にあたり、エクステリア、インテリア共に大幅に改良が施され、非常に魅力的になりました。
前期モデルのネガティブな部分を解消し、熟成の域に入った5代目レガシィ。

次回のメカニズム編にも注目の装備が続々!お楽しみに!

(井元 貴幸)