アウディがドゥカティを買収!

なんと、アウディがイタリアのバイクメーカーであるドゥカティを買収してしまいました!

■ドゥカティ買収に関するプレスリリース(アウディ・英語)
http://www.audi.com/com/brand/en/company/news/company.detail.2012~04~audi_ag_acquires_sports.html

プレミアムスーパーバイク市場でBMWと戦っているドゥカティと、プレミアムカー市場でBMWと戦っているアウディの利害が一致したとの見方もあるのですが、実のところアウディのラグジュアリー戦略の一つととらえることもできます。

ドゥカティの買収をフォルクスワーゲンではなくアウディが行うことで、ドゥカティのプレミアムイメージをアウディが吸収しようという目論見ではないかと考えます。
ヨーロッパのお金持ちはけっこうバイク乗っている方も多いですし、産油国でもドゥカティは人気です。中国や東南アジアでもドゥカティはイメージ先行ですが人気はあります。このお金持ちの市場に対してプラスアルファを求めての買収じゃないかと考えるのです。実際、ドゥカティは高いバイクしか作っていませんから。

先ほど、BMWという共通の敵との利害の一致と書きましたが、だったらダイムラーベンツも同じではないかと思うのです。ましてやドゥカティはAMGと提携してプレミアムスーパーバイクを出していたのですから。

DIAVEL AMGというモデルがこれ。モデル名にまでAMGって入っているのに、ダイムラーベンツはあっさりとドゥカティを手放しちゃうんですね。それともアウディがなりふりかまわずなのか?

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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