ベンツGクラス、33年目の若返りで永遠の魅力を。

メルセデス・ベンツの本格オフローダー、Gクラスが33年目のアップデートでさらに若返った。

ラダーフレーム、リジッドアクスル、デフロック機構といったオフローダーとしての基本はそのままに、現代的な快適性などをプラスしたという。

外観ではLEDデイタイムランニングランプと新形状のミラーが大きな変更点。AMGバージョンはダブルルーバー、大型エアインテークを配した新しいバンパーとなり、ラジエーターグリルもAMG専用デザインとなる。

インテリアは大型液晶モニターやダイヤル式操作系などにより変身。全モデルにDVDチェンジャーが備わるという。

エンジンはV6ディーゼルターボとV8ガソリンで、いずれも7G-TRONIC PLUSと呼ばれるオートマチックトランスミッションが組み合わされる。

AMGにはV8ツインターボ、V12ツインターボがラインナップ。とくに1000Nmの最大トルクを誇るV12ツインターボは、クロスカントリービークルとして世界最強のスペックだという。

グレード エンジン 排気量
cc
最高出力
kW at rpm
最大トルク
Nm at rpm
燃費
l/100 km
CO2排出量
g/km
G 350 BlueTEC V6 diesel 2987 155 at 3400 540 at 1600-2400 11.2 295
G 500 V8 5461 285 at 6000 530 at 2800-4800 14.9 348
G 500 Cabriolet V8 5461 285 at 6000 530 at 2800-4800 14.9 348
G 63 AMG V8 ツインターボ 5461 400 at 5500 760 at 2000-5000 13.8 322
G 65 AMG V12 ツインターボ 5980 450 at 4300-5600 1000 at 2300-4300 17.0 397

ドイツ本国価格(19%の税込)
G 350ブルーテック : 85,311.10ユーロ
G 500 : 99,948.10ユーロ
G 500カブリオレ : 100,900.10ユーロ
G 63 AMG : 137,504.50ユーロ

本国での発売は2012年6月~、ということだ。

[関連リンク]The new generation G-Class: Forever young (media.daimler.com)

(山本晋也)

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この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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