MAZDA3やCX-30を生産するマツダのメキシコの生産拠点「MMVO」が操業開始10周年

■マツダの北米市場を担う重要拠点に成長

マツダの海外生産拠点で最大規模となる、メキシコの「Mazda de Mexico Vehicle Operation(MMVO)」は、2014年1月の操業開始から10周年を迎え、2024年2月25日(日本時間)に記念式典が開催されました。同式典には、MMVOの社員に加え、メキシコ、グアナファト州、サラマンカ市などの要人が招かれました。

メキシコの「Mazda de Mexico Vehicle Operation(MMVO)」
メキシコの「Mazda de Mexico Vehicle Operation(MMVO)」

マツダの毛籠勝弘社長は、「MMVOは、2014年1月の操業開始以来、州政府からの支援をはじめ、多くの方に支えられ成長してきました。改めて皆様に深くお礼を申し上げます。マツダには、人を大切にする、人中心という文化があります。モノづくりへのこだわりをメキシコでも実現するため、日本国内拠点とMMVOの間で、生産技術や品質をはじめ、あらゆる領域で交流を続けてきました。私たちはこれからも、その文化を大切にし、MMVOが地域に根差し、地域のコミュニティから愛される工場となるよう、たゆまぬ精進をしてまいります」と式典で挨拶しました。

記念式典の様子
記念式典の様子

MMVOは、2020年に累計生産100万台を達成し、重要拠点に成長しています。2023年は、MMVOの生産台数が20万2506台に達し、メキシコでの販売台数は過去最高の7万6017台を記録。メキシコの販売台数のうちMMVO製の商品は約70%、最重要と位置付けている北米市場の販売台数では同3分の1を占め、北米市場を支える工場になっています。

マツダの毛籠 勝弘社長(左)
マツダの毛籠 勝弘社長(左)

なお、MMVOでは、2014年1月にMAZDA3、同年10月にMAZDA2、2015年6月にMAZDA2ベースの北米向けトヨタ・ヤリス、2019年9月にCX-30の生産が開始されています。なお、2月26日付けの日本経済新聞によると、2028年以降から大型車やEVの生産が開始される模様です。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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